映画「ダークナイト ライジング」ヒーロー映画として成り立った要素とは? あらすじ感想ネタバレ

映画

ダークナイト トリロジーの最終章である「ダークナイト ライジング」

バットマンがヒーローになるお話。

え?それってビギンズじゃないの?って思うじゃないですか。

実は要所でことなるんですよ。それがバットマンがヒーローになったかなってないかに関わってくるんですよね。

「バットマン ビギンズ」の記事はこちらで読めます→映画「バットマン ビギンズ」はヒーロー映画じゃない あらすじ感想ネタバレ

ビギンズがなぜヒーロー映画じゃないのかについて書いています。

ダークナイトだけ人気みたいなイメージありますが是非3部作とも観て欲しい作品。

ダークナイト トリロジー3部作はU-NEXTで視聴できます。

今回はなぜライジングでやっとヒーロー映画として成り立ったのか前作とくらべて思ったことを書いてます。

ネタバレなしの感想とありの感想ありますのでまだ観てない方はネタバレなしの感想を読んでください。

あらすじ

映画『ダークナイト ライジング』第3弾予告編映像

地方検事のハービー・デントの死から8年。デント法によりゴッサム・シティ警察はほぼ全ての組織犯罪を根絶した。一方、バットマンに扮しゴッサムの不正と戦ってきたブルース・ウェインはデントの犯した罪をかぶりバットマンとしての活動から引退、ウェイン産業の職務からも遠退いていた。そんな状況の中、ウェイン産業の役員で会社の乗っ取りを企むジョン・ダゲットの依頼によりウェインの自宅にメイドとして潜入していたセリーナ・カイルが、犯罪歴を抹消するソフトウェア「クリーン・スレート」と引き換えにブルース・ウェインの指紋を盗み、併せてバイロン・ギリー議員を誘拐する。セリーナはダゲットの部下に指紋を渡すも裏切られ、ダケットの傭兵たちと戦闘状態となる。セリーナは警察に通報し、ジム・ゴードン市警本部長を含むゴッサム市警がその取引現場に到着する。市警と傭兵たちとの間で戦闘になり、セリーナはその混乱に乗じて逃走する。

Wikipedia

感想 ネタバレなし

「ダークナイト トリロジー」の最終章。

3部作の中でも1番強い「ベイン」がバットマンに立ちはだかる。

前作の「バットマン ビギンズ」や「ダークナイト」に比べるとヒーロー映画色が強い内容になっていますので見やすいです!ごりごりの戦闘シーンや迫力のあるシーンも多めに感じました。

これまでのバットマンことブルースが培ってきたものを全力で出し切り戦う姿が見どころです。

新キャラも登場し、ノーラン監督らしい粋な感動のラストも最高でした。

ノーラン監督作品の良いところは「この先も続編続けて欲しい!」って思わせるような名残惜しい感じに仕上げてくれますよね。

ヒーロー映画に相応しい最高の締めくくりを見させてもらいました。

前作の「ダークナイト」についてはこちらに書いてます↓

感想 ネタバレあり 3作目でやっとヒーローになった

なぜ3作目でヒーローと言えるようになったと思ったのかと言うと、前2作と比べるとよくわかります。

ビギンズではバットマン誕生の話、ダークナイトではバットマンの敗北で終わる。

なのでヒーロー映画にしてはちょっとヒーロー要素薄くてだいぶアダルトな作品っぽいなと思いました。(良い意味でもある)

ただこの3作目のライジングは王道のヒーロー映画として完結しています。

ライジングのあらすじを振り返りながら「ライジングがヒーロー映画になった」と言える要素を語っていこうと思います。

ジョーカーとの対戦後、平和が訪れたゴッサムに新たな強敵「ベイン」が登場し、ゴッサム史上最悪のピンチが訪れます。

その一方でバットマンことブルースは引きこもり。事実上バットマン引退生活を送ってます。そんな中メイドとしてブルースの家に潜入してたセリーナ・カイル(キャットウーマン)がブルースに接触してきます。

それをきっかけにブルースはゴッサムに危機が迫ってると知り、バットマン復活を決意して行くのですが執事のアルフレッドはバットマンに戻りたがってるブルースを心配。それ故、ブルース家から出ることに…。

ずっとブルースとバットマンを支えてたアルフレッドが出て行くシーンは切ないです。

アルフレッドの”言いたくないけど言わなきゃいけない”感じが胸を締め付けられます。

それでもゴッサムを救うためにブルースは再びバットマンになります。

バットマン復活後、早速ベインがブルースに接触してきました。

ベインの狙いはブルース財団にある原子炉?を利用して街ごとぶっ飛ばす事だった。

邪魔者であるブルースの身動きを取れなくする為に、ブルースを架空の取引で破産させ、誘き出し、ボコボコにして拉致。奈落と呼ばれる地下の牢獄にブルースを閉じ込めたのである。

ベインはブルースと同じ影の同盟の元一員で問題児として破門された人物。

影の同盟を壊滅させたブルースに恨みを持っていたのです。

ブルースにはかつて自分が最も苦しんだ奈良で死よりも苦しい経験をさせようとさせます。それはゴッサムが壊滅する様を奈落で見届けさせるつもりでした。

奈落から這い上がった人物はかつてたった1人だけ。ほぼ脱獄は不可能なのです。

今作の敵であるベインは頭もそこそこキレる上にこれまでの敵より戦闘力が高い相手。

ヒーロー映画の敵として最も相応しい敵として描かれてますよね。

悪と言うより”敵”と言う言葉が似合います。

ベイン自身自分の行動は”正義悪”と言ってました。

ベインは影の同盟に破門されながらも影の同盟が目的としてたゴッサムの壊滅の意思を引き継いでいます。1作目で分かるのですが腐れきった街ゴッサムはいっそぶち壊してしまう方が良いという考えですね。

影の同盟出身なのでもちろん強敵ですし、あそこで学んだ戦う意思を強く持っています。

そりゃもう強いってもんじゃないですね。

ただ、今回のはジョーカーのような人の恐怖心を煽る完全悪との戦いではなく

意思の違いによるぶつかり合いである。

ベインにも今に至る辛い過去があり、それを乗り越える事が一つの彼の中での正義なのだ。

なので今作は敵でもなんか憎みきれないキャラに感じました。

ベインとミランダの関係性を知ると一概に凶悪犯とは思えない気持ちにもなります。

ですが、彼らが行ってる事は復讐。バットマンは秩序を守るための正義。

でもこれじゃ「バットマン ビギンズ」との話の本質の違いがほぼない。なのにどうしてビギンズはまだヒーロー映画じゃなくライジングでやっとヒーロー映画になったと思えたのか。

それはビギンズとライジングで異なる要素がいくつくかあるんですよ。

シナリオの本筋はめっちゃ似てます。しかも敵が同じ影の同盟と言うところも。敵の目的もビギンズとライジングでは同じです。

その中でも異なる要素があるんです。

それは”後継者になる人物がいる”事と”正義のシンボルが完成する”事です。

後継者ってのはまぁ、あんまり強い要素ではないですがバットマンをシンボル化するのに重要な役割を果たしてるんですよ。

そして、単純にテンション上がりますよね!

「え!?ロビン!?」ってなった人は少なくないと思います。

なぜロビンの存在が重要なのかと言いますと、バットマンの存在を伝説化させるためなんですよね。

こう言っちゃ悪いかもですけど死んだら伝説化するところないですか?

例えばマイケルジャクソンとか死ぬ事でよりいっそう伝説感増しましたよね。

Nirvanaのカートも若くしてなくなる事で伝説のバンド化してますし、The Beatlesだってそうです。

伝説と言われるアーティスト達は亡くなってより一層その凄みが増したりプレミアム感が出たり、伝記として残されますよね。

生きてると伝記として残りにくいんですよ。現役なんで応援し続け盛り上がりはするけど伝説とはまたちょっと違う気がするんですよね。

なのでバットマンもシンボルになる為にはゴッサムを救う事とそれを伝説化するためにバットマンが死ななければならないのです。

そして、ただ亡くなってもこの「先誰がゴッサムを守るのか」と言う問題が発生します。

そこで、ロビンの登場。

これによってバットマンがゴッサムの正義の象徴として銅像が作らたのです。

ハービーデントもそうでしたよね。亡くなった事で「ハービーデントの日」と「デント法」が作られました。デントがヒーローとして語り継がれるために、平和のために。

これがヒーロー映画として相応しい内容になった要素だと思ったのです。

スパイダーマンでもそうですよね。

スパイダーマンがヴィランを倒し、国民に認められ、正義のシンボルになるじゃないですか。

MCUなんかもアベンジャーズと言うシンボルがあります。

バットマンも自分がシンボルになる事を重要視してました。

3作目でようやくシンボル化して完結。

ロビンの活躍も観たい!と思わせるような終わり方はノーランらしくて粋な終わり方ですよね。

この先のお話は皆さんの考えにお任せします的な。

あと、ブルースと再開したアルフレッド。あのブルースはアルフレッドの妄想なのか本当に再開したのか。議論させるような曖昧な作りが粋なんですよね。

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