映画ノマドランド ホームレスじゃなくてハウスレスを感じる映画

映画

色んな事情で、職と家を失ってしまい、車で生活しながら季節ごとの仕事を求め、アメリカ中を放浪する高齢労働者たちを描いた映画。

クロエ・ジャオ監督、フランシス・マクドーマン主演。

一つ一つのシーンがまさに映像で語ってきているような美しさ。これこそ映画でなぁと思わせてくれる作品です。

アカデミー賞受賞もなっとくの作品です。

今回は映画「ノマドランド」見どころと感想を記載しています。

記事前半の見どころはネタバレなしの内容です。記事の後半の感想はネタバレアリの内容ですので要注意です。

ノマドランドはU-NEXTで視聴かのうです。

映画「ノマドランド」あらすじ

『ノマドランド』予告|Nomadland – Trailer|第33回東京国際映画祭 33rd Tokyo International Film Festival

2008年アメリカの大手証券会社の破綻に端を発する未曾有の経済危機が全世界を襲った。その影響は現役世代だけではなく、リタイア世代にも容赦なく降りかかり、多くの高齢者が家を手放すことになった。家を失った彼/彼女らは自家用車で寝泊まりし、働く口を求めて全米各地を動き回っていた。専門職での経験があったとしても、それを活かせるような職がほとんどなく、安い時給で過酷な肉体労働に従事するほかなかった。そんな不安定な状況下でも、彼/彼女らは自尊心と互助の精神を保持し続けていた。彼/彼女らは「現代のノマド」とでも言うべき存在である。

wikipedia

「ノマドランド」の見どころ

ノマドランドをまだ視聴したことない人向けにネタバレなしの見どころを紹介。

この作品の良いところ、どんな人に見て欲しいのかなど記載しています。

実際のノマド生活を送っている人達を本人役として出演

何故かリアリティを感じたり、登場人物のセリフに重みを感じてしまうのは多分本人達を本人役として出演させているからだと思う。

役者ではないのに、ナチュラルな、リアルな表情や声のトーンを演出させているのは監督や主演のフランシス・マグドーマンさんの凄みなのかもしれない。

ノマドワーカー達がファーンに語る時、なんだか胸が熱くなりました。

人生に悩んでる人に見て欲しい

何を目的に生活をしてるのか、何故今そんな生活をしているのか、自分自身に訴えかけるような映画。

今生活や仕事、人生に悩んでる人に観て欲しい、そんな映画です。

僕が今以上に将来に悩んでた時に聞いた言葉があります。

「ライフワークとワークライフがある。どちらがいい?」

と言う言葉です。

ライフワークとは、生活のための仕事と言う意味です。

ワークライフとはその逆で、仕事のための生活。

どちらも生き方として間違いではないし素晴らしい生き方だと思います。

生活が豊かになるしプライベートも楽しめるホワイト企業に力れたら最高ですよね。

逆に、人生捧げてもいいって思えるような仕事に出会えるのも最高だと思います。

どちらでもいい、どっちが自分の目的なのかを決める事が大切なんだとこの映画を観て感じました。

今悩んでて先に進めない人にとって、一歩でも進めるような映画だと思います。

感想ネタバレ

感想ネタバレありの内容を記載していますのでまだ映画を観てない人は要注意してください。

ホームレスじゃなくてハウスレス

1番心に残った言葉は「ホームレスじゃなくて、ハウスレス」と言う言葉。

建物である家が無いと言うだけで、帰る場所はある。

物理的なモノや、表面的な思想に囚われてない考え方でとてもいい言葉だと思う。

家はあっても、家に居場所がない人だって居ます。

家があるからホームレスじゃないとは言い切れないですよね。

その心はまさに、ホームレスと同じ。

精神的に帰る場所が、居場所がないんです。

ファーンのようにバン生活でも心のホームはそこにあるんです。

家以外でも「ここにくると帰ったと感じる」ような場所ってありませんか?行きつけのお店とか。

実際に家じゃないのに、心が落ち着くような場所。

そんな場所も心のホームなんでしょうね。

自由とはなんだろうか

この映画のラストシーン、ファーンは昔住んでいた自宅を訪れ、バンに積んでいる亡くなった夫との思い出の品などを思い切って全て処分して終わります。

なぜ、夫の思い出のものを全て処分してしまったのだろか。

その行動の背景にはRTRの主催者のボブの言葉があります。「ノマド生活の良いところはさよならがない事。旅をしていればまたいつか会えると信じていられるから」

そもそもファーンはノマド生活をしなくても受け入れてくれる知人や家族はいました。それでも尚、ノマド生活にこだわり続けています。

きっと、亡き夫と生活していたあの時こそファーンにとってのホームで、それを失くしたファーンはずっと心のホームを探していたのでしょう。

夫との思い出の物もファーンにとってのホームだったと思うんです。

ノマド生活を始め、RTRに参加し沢山のノマド生活者たちと触れ合い友達を作り、関わっていく事で様々なマド生活をしている意味を知っていきます。

そして自分がノマド生活をする意味にも向き合う。

おそらくその結果がラストの行動なのかと思いました。そのトリガーになった言葉がボブのセリフ。

自由な生活のノマド生活に馴染み、本当に自由になるために夫との思いでも処分し自由にいきようとしたのではないのでしょうか。

過去に囚われていると、その過去に縛られてしまいます。

悪い意味ではありません。思い出ごと捨てるのではありません。旅を続けることでまた会えると信じられるから。

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